定義の広い「営業企画」ですが、皆さんはどんなお仕事に従事していますか？

もがみ：	私は本来仕入れ担当ですが、今はイベントの企画を兼任しています。ポップアップショップの販促物（ノベルティなど）の企画開発、出店先の選定、店頭に陳列する商品の検討から、開催期間中の接客まで担っています。
なかはら：	海外事業部として、各事業部の海外進出にあたってのサポートだったり、運用だったりが主な業務です。異動前はイベント営業と仕入れ、そしてEC運営のサポートを行っていました。
さかぐち：	イベントと各フェアの販促物の準備や、告知関係の確認を主体とした統括をしていますね。以前は販促物の企画開発含めて実務も担っていましたが、今は部下や後輩に任せて、アドバイスやフォローに回ることが主な業務です。

ズバリ！「営業企画」とはなんですか？

なかはら：	作品やお店の存在を知ってもらうこと、ですかね。短い期間のポップアップと、限られた予算のなかで各作品の世界観を作り込むことが、僕の担う販促業務として大きなポイントかもしれません。
さかぐち：	なかはらさんと同じく、お客さまにまず店舗の存在を「知ってもらう」ことを目的とした業務です。ポップアップでも常設店と変わらない状態で作品のことや、店舗のことを知ってもらいたい思いがあります。普段はなかなか行けないショップでも、イベントは地方出店が多いので、お店の存在をお客さまに身近に感じてほしいです。

皆さんがお仕事をする中で大切にしていること、気をつけていることを教えてください。

もがみ：	まずは「楽しむ」ことを大切にしています。楽しくない、つらいと思いながら仕事をしていると、そちらに引っ張られるかもしれない（引っ張られてしまう）ので気をつけています。先ほどお伝えした通り、事業部の人数が少ないこともあってイベント中は店頭に立つことも多いです。楽しんでいるな、というのがお客さまに伝わるように心がけています。
なかはら：	もがみさんの言う「楽しむ」に通ずるかもしれませんが、出張先で息抜きをするというか、各地で楽しむっていうのはあるかもしれないですね。
さかぐち：	最終的にはイベントであれ、常設店であれ、やっぱり権利元さまの意向を汲んで展開したうえで、お店のためになればいいなと思って業務にあたっていますね。フェアやキャンペーンを実施することで既存のお客さまに楽しんでもらったり、ちょっとした工夫でお店のスタッフが楽になったり……。地方のイベントの接点をきっかけに、新しいお客さまが常設店にも来てくれるといいなという思いを込めるのもそうです。販促業務を行うことで、何かしらお店に関連する効果が得られるといいなと思っています。

業務内容が多岐に渡ると思いますが、そのうえでつらいこと、乗り越えるためのコツなどはありますか？

なかはら：	つらいというか、正直大変なことはありますね。全部の業務がつながっているので、権利元さま、施工業者さま、施設のデベロッパーさま……さまざまなところと連絡を取って、各フローで確認事項がいっぱいあって、何かが一つ漏れてしまうだけでスタートできない！ という事態もあり得るので。
もがみ：	あとから「やってない！」と思い出して、真っ青になることもありますね(笑)ピンチの時には社内のポップアップ経験者の方、特にその同じ施設でイベントの経験がある方の話を参考にして乗り越えています。

皆さんベネリックで働いて長いですよね。特に思い入れのあるイベントやぐっと成長を感じた瞬間、やりがいを感じた出来事はありますか？

さかぐち：	たくさんの方にフォローはしてもらいましたが、年に1回の大きなイベントの取りまとめ、現場責任者を初めて行った時はやりがいを感じました。お客さまも毎年楽しみにしているイベントでたった数日のことではありますが、準備をして営業もして……お店やレジのキャパシティのことを考えなければいけませんが、やっぱり予算に向けて頑張らなければいけない使命感、そして達成感もありましたね。
なかはら：	僕も新ブランドの立ち上げですね。新しい事業部ができて、一番最初のイベントをやった時には部長と商品開発と僕の3人体制でした。商品開発は担当に専念してもらったうえで、他のことは基本的には僕がやりました。いざオープンすると想像以上に商品を手に取ってもらって、棚には商品がなくなってしまうような事態になって……倉庫の人に日曜日に開けてもらったことも、急な仕入れに対応してもらったこともありました。人のあたたかさをすごく感じましたね。
もがみ：	困った時や急務の時に対応いただける、というのはやっぱり日々の業務につながっていますよね。わたしの場合は……コロナ禍に年5回イベントを行った時は、無我夢中でした。緊急事態宣言に伴い常設店舗が閉まっているというイレギュラーな状況のなか、はじめて主担当としてイベントを実施しました。今でも当時どのように過ごしていたのか、どうしてイベントができたのか覚えていないくらい全力で走り抜けて、全部が終わった時は「やりきった」という実感が大きかったです。それを乗り越えてからぐっと成長したように感じます。あの時と比較すると、今はイベント担当も慣れてきたかなと。

皆さん職位がついていて、部下や後輩がいる立場かと思います。チームをまとめる立場になって苦労されていること、心がけていることなどはありますか？

なかはら：	所属しているメンバーによってできること、できないことが「自分とは違う」ことを理解したうえで仕事を振ったり、指示をしたりすることの難しさは感じています。本当は手一杯でやってほしいことも指示をしないといけないし、やらなくちゃいけないことも指示しないといけない状況のなか、受けた側がどう思うのか、気持ちの配慮みたいなところもやっぱり簡単じゃないですね。各国で担当がなんとなく分かれていることもあって、今はまだ個人プレーが多い部です。これから「チーム」にしていく！
さかぐち：	正直、自分がやれば早いだろうなって思ってしまって、チームでやっていてもつい自分でやってしまうところが多かったと思うんですけど、それをできるだけ人に振るようにしています。人によって指示の出し方は変えているけど、……まあ、あの、自分の気持ちに正直になってしまう時もある。
もがみ：	少数精鋭の部署ということもあって、担当業務に部下がいるわけではないのですが、基本的に部内の雰囲気づくりには気を配っていきたいなと。どうしても職位や業務内容によっては、誰かが鞭にならざるを得ない時が結構あるんですね。その人が厳しくしなきゃいけない！というところで、チーム内の飴でありたいと思っています。うちの事業部って和気あいあいとしているところがいいところだと思うので、それは崩したくないですね。

＜こんな人が向いている人、一緒に働きたい人＞

なかはら：	イベント時は店頭に立って接客することも多いので、会社で作業するよりも外に出ていろいろなことを経験したい！という人が向いているのかなと思います。もし海外事業部を希望しているのであれば、絶対英語力はあった方がいいと思います。僕はないので、翻訳アプリや社内の人に頼っていますが……正直とっても今苦労しています。
もがみ：	元気のいい人ですね。わたしが大切にしている「仕事を楽しむ」に通じていると思いますが、テンション高く、周りと一緒に盛り上がれる人がいいかなと思います。
さかぐち：	元気につながると思いますが、体力のある人……いや、うちの事業部は地方を中心に年10回以上のイベントを行うので、全国各地に行くことも楽しめる人がいいかもしれません。

―― 予算の話もあったと思いますが、数字に強い人がいい！などはありますか？

なかはら：	あるには越したことないと思うんですけど。最初は売上！予算！数字！にはなかなか目がいかないと思うので、そこは入社してからでもいいと思いますよ。
もがみ：	やりながら、これくらいの予算感でやるとこういうイベントができるんだなっていうのを体感で知ってもらって、少しずつやっぱり感じてもらうのがいいと思います。いきなり数字は求めたくないですね。
さかぐち：	数字よりも簡単に言えば「気が利く」人であればいいのかなと思います。商品にも、お客さまにも、同僚や先輩にも、やっぱり「気が利く」って、大切なことなのかなと日々感じていますね。

＜未来のはっぱたちへ一言＞

もがみ：	理想を持ちすぎずに入社してほしいです。「こういう仕事がしたいんだ！」という意志も時には必要ですが、「何でもやってみたい、挑戦したい」そういう前向きな気持ちで入ってきてもらうのがいいのかなと思います。挑戦したい気持ちに応えてくれる会社なので、異動や配置換えの可能性もありますし……何でもやります！何でも楽しみます！という心持で入社してくれるとうれしいです。
さかぐち：	きっとキャラクターが好きで入社したい方が多いと思うので、好きなものにどんな形でも仕事として関わりたいとか、どんな仕事でもやってみたいとか、程よい距離感で頑張れる子はぐんぐん成長していくんじゃないかと思います。まあ、幅広くキャラクターが好きで、とにかく関わりたい！って人には、取り扱っているIPも多くていいんじゃないかなと。
なかはら：	残りの学生生活を悔いなく過ごしてください！学業をまっとうするのもいいし、アルバイトを突き詰めたり、いろんな人に会ったり、本を読んだり、海外旅行をしたり、友達たちと朝まで飲み明かしたり……その経験がもしかしたら社会人になってから、役立つかもしれないので！ The leaves be ambitious !!