2018年入社の5人に「ベネリックで働いてみて変わったことは?」
「これからベネリックを目指す人へのアドバイスは?」など、ざっくばらんに、聞いてみました!

お話を聞いたのは2018年入社の5人

  • バイク事業部開発
    川上

    趣味:漫画を読むこと、絵葉書集め

    ベネリックの好きな所:
    アットホームで誰とでもなじめる、明るい

  • トレイン事業部MD
    小村

    趣味:映画、アイドル、洋服

    ベネリックの好きな所:
    優しいひとが多いところです…小学生みたい?笑

  • トレイン事業部開発
    伊佐治

    趣味:ダイビング、陶器集め、旅行

    ベネリックの好きな所:
    ものづくりの姿勢がすきです。

  • バイク事業部開発
    宇高

    趣味:ドライブ、犬の散歩

    ベネリックの好きな所:
    みんなあたたかくやさしく、気兼ねなく話せる

  • トレイン事業部開発
    木浦

    趣味:絵を描くこと、お菓子作り

    ベネリックの好きな所:
    妥協のないものづくりの部分

※2024年2月末時点の情報であり、所属は変更になっている場合があります。

入社当時と比べて成長したな、と思うところは?

伊佐治 生産工程、どういう順序でものをつくらねばならないか…、仕様書などの情報があって、ものがつくられていくという知識がつきました。

小村 わたしはイラストレーターをまったく使えなかったんです。さわったこともなかったのが、使えるようになりました。

伊佐治 めっちゃ一緒~!

川上 私は営業企画として三年間、そのあとに開発を二年間経験しています。営業企画のころは自分の考えた施策や店内装飾、ゾーニングや商品の仕入れ量…そういう「自分のやったこと」が “売上”という形で反映されるのがプレッシャーで…ほんとうにこれでいいのか不安になることが多かったんです。でも最近は、自分を信じて進んでいって、結果失敗だったとしても次に活かせる学びにつなげられるようになったのが成長だと思っています。

――周りから「変わったね」と言われることは?

伊佐治 昨年結婚式を挙げて、学生時代の友人と会社の方が一堂に会する機会があったのですが “しっかりしたね”って言ってくれる子がすごく多かったです。
昔の私ってほんとに天然であぶなっかしい感じだったみたいで…(笑)

――それはベネリックに入ったからだと思う?それとも社会人になったからだと思う?

伊佐治 社会人になったからっていうのはあります。
私はもともと地方に住んでいて、電車にもあまり乗らなかったのが今では自分で新幹線も手配するし。
会社で何かを伝えたいときは、まず自分の中でまとめてわかりやすい言葉にして……とか。
そういうことが私生活にも活きてきて、上手な言い回しや場を和やかにするコツを習得した気がする(笑)

――ベネリックはコミュニケーションを大切にしていますし、相手にわかりやすい言葉で伝えることは自然と身に着く技術ですよね。

キャラクターマーチャンダイジング*1を仕事にして意識が変わったことは?

小村 自分がお客さまの立場だったときは“かわいいな~”くらいの気持ちでしたけど、ベネリックが作品の世界観や権利元さまの考え方をとても大事にしていることや、そのために徹底的にいろんなことを考えているという部分は入社してから知りました。

宇高 入社後にVMD*2の勉強をする機会があって、他の店舗に行くと“この商品こういう展開してるんだ”とか“ここにこう置くのはどうなんだろう”とか(笑)仕事目線で店舗や商品を見ることが増えました!

川上 たぶん開発あるあるなんですけど、すてきな商品を見つけたら裏表示をみて素材やメーカーを確認します(笑)
いい商品をなんとか自分たちにも活かせないかっていう吸収する姿勢が私生活にも出るようになったかな。

*1 一般的にさまざまなキャラクターや作品(IP)を活用したビジネスを指します

*2 ビジュアルマーチャンダイジングの略称です。主に実店舗で商品ディスプレイやブランドイメージを訴求するマーケティング手法です。

ベネリックってどんな雰囲気?

伊佐治 雰囲気はもう…すぐにわかりました(笑)一年目ってほんとうにすごく大変で、覚えることがたくさんで…そんなときに周りの人たちがすごく声をかけてくれるんですね。“大丈夫?”とか“いまいっぱいじゃない?”とか。そういう人の優しさを日々感じて育ってきたと思います。

宇高 私は五年目に事業部を異動しましたが、部によって雰囲気は変わってもみんな優しいのは同じですね。

木浦 例えばロケット18事業部なんかはとにかくこう、“ワーッ”っていうにぎやかな雰囲気で(笑)トレイン事業部にはまじめな人が多い印象です。仕事に対して真剣で、事業部会議でメンバーの報告を聞いていると“自分もがんばろう、成長していきたいな”と思います。

仕事の流れをつかめるまではどのくらい?

宇高 商品のカテゴリがたくさんあるので… 1~2年かけて各カテゴリを担当することで少しずつつかめるようになって、3~4年目でしっかりしてきたかなっていう感じ。

伊佐治 私も3年目くらいでちょっと自信がついたかな。

宇高 うんうん、3~4年目で「あれやりたい、これやりたい」って自発的なことが言えるようになってきたかも。

小村 私は1年半開発を経験して、そのあとMD*3になりました。MDは理解するのに2年くらいかかりました(笑)

*3 マーチャンダイザーの略称です。店頭に展開する商品編集や企画そのものに携わります。

入社してから印象的だった出来事は?

伊佐治 入社して半年後に面談があったんです。そこで“なにがやりたい?”っていう風に聞かれて、その時に漠然と“新しいことがやりたいです”っていう話をしたんですね。そうしたら、今から立ち上げ!っていう新しい事業部に異動することになって…“入社して一年も経ってない私がそこの一員として入っていいんですか?”という気持ちでした。今思えば怒涛の一年でしたし、大変なことのほうが多かったんですけど(笑)すごく大きな成長になったし、達成感を感じられる仕事でした。

木浦 思い出深いのは一年目に企画した商品です。形状が最初に考えていたものから変わったり、特許のことなどクリアしないといけない点がたくさんあって、途中でくじけそうになりました。
試行錯誤しながらも最終的に一番いい形で仕上がって、たくさんの方が“かわいい”って買ってくださって…。いろんなお客さまに届いて、売上ランキングにその商品が入っていると毎回うれしくなりますね。

――最初のイメージから仕様がかわっていくじゃないですか。それでも諦めなかった理由はありますか。

木浦 それはやっぱり周りの先輩たちがサポートしてくれたからです。ほんとうに…みなさんのおかげです!

「新しい意見」や「自由な発想」に対する会社の姿勢は?

伊佐治 私の率直な感想ですけど、みんな否定しないんですよ、ぜったいに。メンバーの純粋なアイデアに対して、みんな“いいね、いいね”って。
それからは「もっともっとこの商品をよくするために」という考え方のもとに意見交換が始まります。新しいことに対して “今までにないようなものをつくってみようよ”という空気が流れるので、その姿勢はほんとに好きです。いつでもプラスなことで返してくれる。

川上 ロケット18事業部も新しいものに挑戦していく姿勢はもちろんあって、新たなファンの方にも喜んでいただける企画を提案できてるんじゃないかな、と思います。

宇高 私はもともとロケット78事業部で、“男性向けの商品としてかっこいいものをつくりなさい”というミッションがあったんです。
ただ、入社したあとの店舗研修中に女性のお客さまがいらっしゃって、でもその方はあまり買いたいものがなかったように思えたことがありました。その経験から配属後すぐに“女性も買えるような商品をつくりたい”と相談しました。 “じゃあどういうものがいいのか”とかを上司と一緒に突き詰めていって(笑)紆余曲折ありながらも世に出すことができて、“ああ、女性の方に喜んでいただける商品を出せてよかった”と思いましたが、そのタイミングで事業部を異動しました(笑)

伊佐治 すごく大きな成果を残せたんだね。

――自分の経験から生まれた意見や発想をいいやすい環境と言えそうですね?

宇高 提案するのはまったく自由で、ただ、そのあとどうしていくのっていうのはしっかり考えなきゃいけないですけど…すごくやりがいがあるなと感じています。

仕事で苦しいとき、つらいときに支えてくれるのは?

小村 上司はいつでも話を聞いてくれます。困っているときは、どうしたらその状況が変わるかを一緒に考えて動いてくれます。すごく頼りにしていた先輩が異動されて、一人でやらなければいけない仕事が増えた時期がありました。パンクしそうだったその時に、上司が一緒に業務の整理をしてくれて。“こことここは他のメンバーに頼ろう”っていう風に棚卸をしてくださって、楽になりました。

――同期はどうですか?

伊佐治 すべてを隠さずに話せて、聞いてくれる存在。それだけで精神面が保たれることもあります。いっぱいいっぱいな時期を一番わかってくれているし、なにかあったときは“手伝おうか”って言ってくれるので…あっ、なんか泣きそう(笑)言うだけじゃなくって、ほんとに手を動かしてくれる仲間が一定数絶対にいる。

川上 ぱっとみて誰かが辛そうにみえたりパンク状態なのかなっていう時は、ふせんで「がんばってね」のメッセージを送ったり、デスクにお菓子を置いてくれてたり…。

伊佐治 あ~~~最近もあった~~~

川上 そういう些細なもので支えられてるなって。

伊佐治 すみません、ティッシュください…(涙)

宇高 いちばん悩みを話しやすいよね。同期に話して悩みが解消できることは多くて、支えられてるなって思う。

就職、上京、家族や友達との関係は?

――就職と同時に上京した方はどなたですか?

川上、小村、伊佐治 ハイ(挙手)

伊佐治 引っ越しは…ずっと親がついていてくれるわけではないので、どこかの段階からは一人で全部やるっていう…水道や電気、インフラにまつわることもちゃんと自分で理解して進んでいかなきゃいけなくて、“生きる!”っていう気持ちで(笑)

小村 私は…さみしかった。めっちゃさみしかったです。自分が(東京に)行くって決めたんですけど、母親がさみしがって…あ、泣いてしまう(涙)
旅立つ日のこともすごく覚えてます。私はずっとピアノをやっていたんですけど、ピアノは一人暮らしの家には持っていけないので、名残惜しくて出発する前まで弾いてたら母親が「これをしばらく聞けないと思うと…」って泣いていました。いまは…母親に“すごく成長したね、心が強くなった”と言われます。最初の頃は仕事が思ったようにいかなくて、“もうできない、やめたい”と話したときも “ほんとにそう思うのなら帰ってきてもいいよ”と言ってくれていました。そういうことがあって、私ががんばってるのを知ってるから商品が出たときは買ってくれます(笑)

――買ってくれるんですねっ!

小村 そうなんです、父親は私が最初に企画したハンカチを何枚も買って会社で配ってました(笑)恥ずかしいけどうれしかったな。

木浦 私も母親がいつもたくさん商品を買ってくれるんですよ。

伊佐治 みんな買ってくれてる(笑)

木浦 私がつくったよと話すとたくさん買っていろんな人に配ってるので止めたりします…。“他のお客さまも買いたいからやめな”って(笑)でも買ってくれて、飾ってくれて、うれしいなっていつも思います。

――直営店舗を持つベネリックならではの醍醐味ですね。

川上 地元の友達の結婚式に行ったとき、手紙をもらったんです。そこに書いてあったのが…あ、ちょっと泣きそう…“あなたの、好きなものを追いかけてやりたいことに人生を賭けている姿をすごく尊敬しているし憧れてる”って、言ってもらえて…(涙)

伊佐治 めっちゃいい友達じゃん!

――進路について家族に反対されたり迷ったりしたことは?

小村 特に反対されることはなかったです。ただ、大企業に就職する方が多い環境だったので…“そのほうがよかったのかな”と考える時期もあったせいか、父親に“ベネリックに就職する”と報告するときはすごく心配でした。
“どんな会社だ”と聞かれるかと思っていたのですが、ベネリックの取り扱うキャラクターのぬいぐるみをプレゼントしてくれて、“おめでとう”と言ってくれて…すごくうれしかったです。
友人からは川上が話していたようなことを言われました。周りとは少し違う選択だったせいか “好きなことを追いかけている人”という印象だったみたいで、“すごい、尊敬する”って言われて…“ええ~!そんなことないのに!”って思いましたけど(笑)

これからやってみたいこと & 新卒の方へメッセージ

小村 私は、作品を好きなお客さまをずっとつなぎとめられるような店舗を継続していきたいなって強く感じています。

新しく入ってくる方には…後輩たちやインターンシップの方にはいつもお伝えすることですが、人の気持ちを考えられる方がきてくれたらうれしいです。一緒に働く人のこともそうだし、お客さまのこと、権利元さまのこと、お取り引きメーカーさまのこと、向こう側にいる人たちのことを考えられる方…。スキルとかではなく、そこがあれば一緒にやっていけます。

伊佐治 私は入社時からずっと夢があって、叶えたいんですけど…。いつかそのために事業部を立ち上げたいと思っています。
ベネリックのものづくりの完成度の高さと世界観を読み込む力を活かして、ファンの方や権利元さまと向き合うようなものがつくれたらいいなって。

新しく入ってくる方には、小村が話していたことと少し似ていますが、生産工場に何度か出張する中で、現場の方たちの作業のしやすさというか、仕様書の作り方次第で安心して生産工程に進んでいただけるのを目の当たりにして…。やっぱり権利元さまの意見や、作品に込められた思いを汲み取って、人の気持ちをどこまで考えられるかがすごく大事だなあと実感しています。
もう一つ、インターンシップでもよくお話することですが、私も畑違いの大学出身で、だからといってそこで夢を捨てないでほしいです。キャラクターマーチャンダイジングとは関連性の薄い分野で学んでいても、熱量があればやっていけるんじゃないかな。

木浦 新しく入ってくださる方に商品開発の目線でお伝えすると、何も知らないからこそ広げられるものってすごくあると思っていて…。経験からくることにとらわれないというか、このキャラクターのこういうものをつくりたい、ああいうものがつくりたいという湧き出る想像力を大切にしてほしいです。
自分も“入社当時にもっと発信できたらよかったな、いっぱい考えて、いっぱいやりたいって言えばよかったな”って。今思えば、ですけど。
もちろん、なんでもやっていいわけではありませんが、世界観の大切さを理解した上でいろんなアイデアを出してもらいたいですね。

宇高 私は入社した当時から人のためになるものづくりをしたいとずっと思っています。ふと気が付けば見失っていることもあるけど…(笑)いまこうして問いかけてもらったので、改めてお客さまのためになるものづくりをやっていきたいです。

新しく入ってくる方に期待することは、自分がつくりたいと思うのも大事ですが、その先にはお客さまがいるので…人の喜びや人のためと思えることを考えられる方だとうれしく思います。

川上 私は自分の好きを爆発させられるようなイベントづくりや空間づくりがしたいと思って入社しました。それは今も変わっていません。自分の好きなものを“好きでよかった”と思ってもらえる、“生きててよかった”と思ってもらえる…大げさだけどそんなイベントづくりがしたいです。商品開発として、そこにある一商品だけではなくそれを取り巻く雰囲気や場づくりも含めて考えられる仕事をしていきたいですね。

新しく入ってくる方に送りたいメッセージは…私は学生時代に“好きなことや趣味は仕事にしないほうがいい”とよく言われていました。
だけど、いま声を大にして言えるのは「好きを仕事にしててよかった」です。“好き”の活力が仕事をする上での起爆剤になることもあるので、本当に好きだなっていう気持ちがあるのなら、周りの意見に流されず、自分を信じて自分の好きな道を歩んでいってほしいなって…そう思います。